幕末探偵、出動!!

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―――――とうとう着いてしまった…… この曲がり角の先に七海が居る。 で、さっきから何やら話し声が聞こえているんだけど…… 「うぉぉぉ!!いざとなると緊張してきたな!!」 「少しは静まれ新八。でも何だかアイツの親父か兄貴にでもなった気分だな」 ………この二人が煩くて誰と何を話しているのか全く分からない……… 「見に行かないの?」 隣から小声で総司に訊ねられ、 「えー……まぁ、うん…それはだな……」 目を泳がせ曖昧に返事をしてしまう。 逆にどうしてそんなに好奇心旺盛なの? まぁ俺も最初はそうだったけど…… そんな俺の心境を知ってか知らずか、 「ふぅん。怖いんだ?」 ……ど真ん中突いてきたよ……
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