1. 私の世界

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いつもの人懐こい顔で 彼が口をひらく。 「今日も氷の女戦士は美人だね!ねぇ、俺と付き合ってみない?」 このセリフはあたしがAクラスにいるときからきいている。 いつも辛辣に断っているはずなのだけど、懲りない。 氷の女戦士というのは、 周りからのあたしのあだ名らしい。 もちろん影で言われているだけで、直接堂々と言ってくるのは彼だけ。 苦手だ。 と、思って無視して部屋に入った。 「わー今日も厳しいなー!」 と、笑って彼も部屋にはいってくる。
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