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部屋にはもう他のクラスメイトが揃っていた。
いつもの後ろの席に座ると、隣にレオも座ってきたが無視する。
今日も力を強める訓練なのだろうなんて考えていたところ、担当訓練士が入ってきた。
後ろに男の子がのこのことついてくる。
「皆、おはよう。
今日から彼も訓練Sになる。
シアン・デューマスだ。
今日も昨日の続きで自分の力を強める。
それぞれ課題をこなしてくれ。」
あたしの課題は死んだ生き物を治癒の力で生き返らせるというもの。
普通に考えて無理なのだけど、課題を出されたのだからやるしかない。
やってみせると意気込んでいるところ、訓練しに声をかけられた。
「レイナ、課題をやりながら彼をみてくれないか。彼はBからSにきた、少し特別な子で、まだなれていない。頼む。」
普通は一つずつしかクラスは上がらないはず。
どうしてだろう。
そんなことを思いながら返事をする。
「はい。
レオラス、あっちにいって。
シアンさん、こっちに。」
隣にいたレオをどかして
シアン・デューマスを呼ぶ。
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