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レオラスが文句を言いながらどき、シアン・デューマスが隣に座る。
近くで見ると少し幼い気がする。2つ下くらい?
おとなしくて従順そう。
顔は、可愛らしいの部類にはいるのだろうけど、パーツが整っていてすごくキレイな感じ。
近くて意識してしまい、少し緊張する。
「えっと、シアンさんは何の課題を?」
シアン・デューマスがこっちをじっと見ながら話をきいているため、引きめになりながらたずねた。
「僕はこのクラスの人の気分を触らないで読み取るって課題。あ、呼び捨てでいーよ。僕とユウナ、同い年だから。」
この返答には色々疑問を持つ。
彼のアークはおそらく読心。特殊アークの中でもレアなアーク。
でもBだった彼がいきなりSにくるのはどうなのだろう。
それにあたしの年齢は組織の個人情報では公開されていない。
なぜ知ってるの?
色々と思い浮かんだが、堪えて返答する。
「ではあたしでやってみて。
あたしもあたしの課題で集中するから、視界に入るところで何かされたら困るけど。」
シアンは頷きながら
「ありがと。
何も聞かないんだね。」
と何かを含んだ笑い方をしたが
課題に集中することにした。
きっとこれが、今日の終わりに社長室に呼ばれた理由。
今は課題に集中しよう。
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