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「最初に受けた印象は柔軟性があると。ただ、心に決めた何かを動かさないという、執着心も感じられました。
対人間の任務では、読心があると無用な詮索をせず、相手に不信感を待たせず遂行できる確率があがると予想されます。」
うむ。と、シーバルトが顎に手を添えムッとした顔になった。
答えを誤ったかな?
少し心配していると、シーバルトの顔にニヤっと笑みが現れた。
「そうだな。外部での任務の時にはそのように役に立ってくれると思っている。」
うなずきながら彼は話す。
「内部、、、でも役に立つと思わないか?」
再び怪しい顔に戻り、あたしに問いかける。
内部、、、。
「内部の者の心を読むのですか?」
うむ。と、シーバルトが深くうなずく。
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