文才少女

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翼「ねぇ~見つかった~?」 『……ない。』 翼ちゃんと共にちょっとレトロな音楽機材が置いてある店に行ったがやっぱりなかった…。 翼「そりゃ今時ラジカセなんて使う人いないよ~。その人結構時代遅れだね。」 『まぁそうなんだけどさぁ~。』 結構大事カセットなんだろうし…じゃなきゃあんなに泣いたりしないよ。 『ん~…どうしよう。』 翼「あっ!!お姉ちゃんならなんとかなるかも!!」 『えっ?』 翼「今電話するから!!」 そう言って目が不自由な人でも扱える簡単携帯を取り出して姉に電話し始めた。 翼「うん…そう。本当に?ありがとー♪じゃあまた後でね。」 携帯を閉じて お姉ちゃんが通ってた音大にあるみたい♪ と笑顔で教えてくれた翼にありがとうの意味を込めてギュッと抱きしめた。 翼「あっ♪お姉ちゃ~ん!!」 美「翼待たせてごめんね。その人がラジカセプレーヤー探してた人?」 『あっ…初めまして!』
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