文才少女

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うわっ…近くで見ると可愛いなぁ。 翼ちゃんと並んだら小さいけど美人姉妹だ…。 美「はい、これね。」 お姉さんはちょっと古そうなラジカセプレーヤーをウチに差し出したため頭を下げてお礼を言う。 美「あのね…その代わりと言っちゃなんだけど。」 『はい?』 美「翼とたまにでいいから一緒にいてあげてくれないかな?」 ヒソヒソと翼ちゃんに聞こえないように耳打ちをしてきた内容にすぐ頷けば八重歯を覗かせて笑ってくれた。 『翼ちゃん、ケー番交換しない?』 翼「へっ?いいの…?」 『うん!!また遊ぼーよ。』 翼「うんっ♪」 『もうこんな時間か…。』 お姉さんの厚意で夕飯をご馳走になったウチはスマホで時間を確認して帰路の道を歩いて次の曲がり角を曲がればもう少しで家に差し掛かろうとしたとき…… 飛「わっ!?」 『って!?』 本日二回目…またもや誰かにぶつかってしまった…。
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