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やってきたのは何故だか川上さんで…手には弁当が握られている。
いつもここでご飯食ってんのかな?
双「あれ?なんで孤侍医さんが?」
『あっ…。鈴木にこき使われてる。』
鈴「丁度よかった川上。私はこれから会議があるから孤侍医と一緒に整理してくれるか?」
『はぁっ!?』
結局全てを押し付けてさっさと退散しやがった鈴木…とゆうことは放送部にいるのはウチと川上さん…。
『……。』
双「…。」
あっちもちょっと気まずいのかコトンと弁当を机に置いてパイプ椅子に腰掛けた。
双「そちらに椅子ありますから。」
『あっ…うん。』
マイクの前に置いてある椅子を引きずって川上さんと向かい合うように座る。
『………ねぇ。』
双「はい?」
『なんで廃部になったのにここ来てんの?』
気になったことを問い掛ければ川上さんはちょっとだけ寂しそうな顔をして持っていた箸を静かに置いた。
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