私の目

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『…ん。美帆さんからメール?』 やっと長い授業から解放され帰宅しようとカバンを持った瞬間に鳴ったスマホを取り出せば美帆さんからのメールが届き内容を見れば 翼を見失ったの!! と驚愕メールが…。 『いなくなったって…あぁもう!!』 乱暴にスマホをカバンに放り込んで人の目など気にせずに走りそのまま美帆さんがいるピアノ教室へと向かう。 ーピアノ教室ー 『美帆さんっ!!』 美「あっ空ちゃん!!」 教室の前で待っててくれた美帆さんのもとへ走り寄れば慌ててウチの肩を掴む。 美「どうしようっ!?翼がっ…翼が…。」 目に涙を溜めている美帆さんが不安になるのはしょうがない。 相手はただでさえ目が見えない…もしも事故にあってたら…そんなことを考えただけでもゾッとする。 『…とりあえず翼ちゃんが行きそうな場所とかわかりますか?』 美「わからない…翼が行きたかったところは私が連れてったし…。」
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