夜空の下

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あ「うん。」 『えっと…橋本さんと知り合いですか?』 サ「そうだけど…あんた誰?」 『あっ…えっと橋本さんとぶつかったときに本を落とされたんで持ってきたんですよ。』 サ「ふ~ん…今時そんな良い人いたんだねぇ。」 え「あははっ、そうだねっ。」 なんだろう…これが女子なんだろうか…いちいち隣の女子に確認したりそれにノッたり色々忙しそう…。 サ「で、返したいなら私たちが代わりに返しとくよ?」 『あっ…じゃあお願い…』 飛「サキ。」 お言葉に甘えて本を女の子に差し出すと横から聞こえた聞き覚えのある声に反応して視線をそちらに向ければこの前ぶつかった橋本さんがいた。 『あっ。』 飛「あっ。」 お互いに同じ反応しているウチらをクスクスと笑うグループのコたちが橋本さんに近づく。 サ「飛鳥これあの人が持ってきてくれたよ。」 飛「あっ…小説。」 代わりに渡してくれたサキさんという方が橋本さんに事情を説明してくれた。
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