不思議

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『うぇーいっ♪とーちゃく♪』 双「……ここは。」 連れてこられたのは大きな病院の中庭にある公園…そこに入院着を着てはしゃいでいる子供たちがいた。 『おーいっ!!』 子「あっお姉ちゃんだぁーっ!!」 子「わぁーいっ♪」 孤侍医さんが大声で呼び掛ければ一斉に子供たちが走り寄ってくる。 『おーっよしよし昨日はよく眠れたか?』 子「うんっあのねーせんせーがねっお出かけしていいんだって!!だからママとお出かけするのっ!!」 『よかったなっ!!じゃあお出かけする日まで良いコにしてろよっ!!』 もう暖かいのにニット帽子を被っている男の子を抱き抱えてグルグル回る孤侍医さんを唖然と見つめていると小さい女の子が私の服の裾を小さい手で握ってきた。 双「…なーに?」 女の子の目線に合わせて屈むとおずおずと私の髪の毛についているシュシュを指差した。 双「これ?」 子「…ほしー…。」
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