明るい

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テーブルに置いてたチョコの包み紙を剥がしながら対して興味なさそうに聞いてきた美月。 飛「…最初は男の子かなぁ~って思って吃驚して…。」 美「うんうん。」 飛「でも顔が近くなった瞬間女の子だって気付いたんだけど…。」 美「ほぉ…。」 飛「なんかローズのような…香水の匂いとかちょっと照れたような顔が可愛くてカッコ良くて…。」 美「ちょっ…ごめん。なんか胸やけしてきた。」 私の言葉を遮るように手のひらを見せて胸をさすっている美月に首を傾げる。 美「まぁとにかく良い人って感じなんだね」 飛「……うん。」 わざわざ本を届けに来てくれたくらいだもん…凄く優しい人なんだよ。 〝橋本さん。〟 ちょっとだけ低い声で名前を呼んでくれた空さん…それだけで凄く幸せな気持ちになるなんて…私重傷かな。 美「さて…飛鳥の恋バナにも付き合って上げたしもう寝るね~。」 飛「あっ…うん。おやすみ。」
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