掻き廻る

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『明日翼との約束は無理そうだなぁ~…。』 暗い部屋に置いてあるアロマキャンドルの光でなんとかお互いの顔が見えるくらいになって安心している私の横でいつまで経っても圏外と表示されているスマホを見て顰めっ面をする孤侍医さん。 なんか翼さんって人のことばっかり気にしてる孤侍医さんに何故だか面白くないと感じてる。 『明日には繋がるといいんだけど…。』 双「あの…私そろそろ帰ります。」 『はっ?』 双「もう21時過ぎてるし…。」 こんな雨の中だけど今帰らなきゃ終電に間に合わないし迷惑もかけたくないからなんとかしてでも帰らなきゃいけない……のに。 『泊まって行けばいいじゃん。明日日曜日だし。』 双「へっ?」 『まさかこんな雨の中帰ろうとしてんの?落雷とかにあったら怖いでしょ。ただでさえ雷嫌いなのに。』 もっともなことを言う孤侍医さんに何も言えなくなるけど…私たちってそこまで仲良しだったっけ…?
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