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孤侍医さんには悪いけど味噌汁と鮭はそのまま三角コーナーへと捨ててから私は冷蔵庫を漁る。
双「……鮭もうないじゃないですか。」
『さっきので使い切っちゃった…。』
双「ん~…とにかく孤侍医さんはリビングで待ってて下さい。」
とりあえずカレーの材料はあったから私は材料をダイビングに置いて単調に野菜やお肉を切る。
しばらくして出来上がったカレーをダイニングテーブルに置く。
『うわっ…カレーとか久しぶりだ。』
双「味は保証しないですけど。」
キラキラしたような目でカレーを見つめる孤侍医さんはさっそくスプーンで掬い食べ始めた。
チラッと反応を窺うと凄く嬉しそうな笑みを浮かべて 美味いっ!! と叫ぶ。
それからあっという間にカレーが無くなった皿を見て作って良かったと思った。
『ほんっとーに美味しかった!!また作ってね!!』
歯を見せて笑う孤侍医さんに笑顔を返して頷く。
こんな風に自然と笑ったのって…久しぶり。
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