止んだのに

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翼「お姉ちゃんっ!!早く外見てっ!!」 美「ん~…ってまだ7時じゃない。せっかくのお休みなんだから寝かせてよぉ…。」 翼「天気の報告したら寝てもいいからっ!!」 もぞもぞと布団の中に潜っていくお姉ちゃんの体を揺さぶっていると怪訝な顔を布団から出して窓のカーテンを開ける。 美「あれ…晴れてる。」 翼「うそっ!?本当に!?」 美「へーっ…照る照る坊主が利いたんだね。」 昨日見えない目でお姉ちゃんに助けてもらって作った照る照る坊主が利いたみたい。 良かった~…だったらもう携帯もつながってるよね~♪ 鼻歌を歌いながら携帯を取り出して1のボタンを押せば空の携帯コールが流れる。 『……翼?』 翼「あっ空!!あのねっ今日のことなんだけどさっ…」 『ごめん。ちょっと野暮用があって…また来週に出来ないかな?』 翼「…あっ…そうなんだ…うん。わかった!また来週ねっ!!」
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