ティキ

13/14
前へ
/31ページ
次へ
向った先にはティキと女の子がいた 「…!!!」 けれど、そのは瞳は冷たく何も移してない 「キミがララぁ?」 もう1人のノアが私に言う 「キミと離れたせいでねぇ ティッキーはノアにのみ込まれちゃったんだよ」 「…!?」 「だから、キミの事ティッキーに殺させたら ティッキーの意識が戻るかも知れないって考えたんだぁ」 私の目には映っているのに こんなにも愛しているのに 何故、立場が違うだけで 敵同士にしかならないの? 「…ティキ」 好きだよ。大好きだよ。愛してるよ 「し…ね」 ティキが向かってくる 私死ぬんだ。殺されるのね けど、あなたになら あなたの手で殺して けど、もうあなたの瞳には私が映らないのね 「ティキ。愛してる」 私の体が斬り刻まれる 愛してる。愛してる。愛してる 言葉でなんて表せないよ ティキの右目から涙が流れる あの日も泣いてた 「ラ…ラ」 「…キ?」 「ラ…ラ…ララ…」 やっと、私が映った あなたの瞳に私がいる ティキが抱きしめてくれる 暖かい。 「ティキ…好き…だよ…愛して…る」 「ララ…何で…!!」 「…殺せる…わけない…大切な…人だから…」 ティキ、ティキ、ティキ 「…ララ…!!!死ぬな!!!」 「ごめんね…大好きな…だよ」 さよなら。私の大好きな人
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加