僕と親友

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僕は、光星高校二年生の井元太一(イノモトタイチ)。 僕は、今二年B組の教室にいる。 教室には、教卓周りに女子がガールズトーク(ガトー)をしている。教卓の前に縦横きれいに列んでいる、三列目の一番後ろに僕はボケェとしている。 「はぁ~」 僕はとっさに思い浮かんだことに溜め息をついた。誰かがこちらに向かってくる。 「どうした、どうした?」 ヤツは大牧渚(オオマキナギサ)が問いかけてきた。 「どうしたもこうしたもねぇし、このクラスはリア充が多すぎる!!」 そう、このクラスは、4月から6月までに10組以上のカップルがいる。腹立たしい! 「な~にを言っているんだキサマは~!」 また、誰か来た。なんか怖い、殺気を感じる!! 「なんだ!!その顔は!?」 僕に向かって怒りながら問いかけてくる男子生徒の顔をよく見ると僕の最初にできた親友の池澤誠だった。 「なんだ…誠か、僕がなにを言ったのだ?」 「ムカッ!キサマがクラスで一番リア充なくせにリア充が多すぎるだなんていうな~!!」 なんか誠が怒ってる… 僕と誠の会話に渚が問いかける。 「な~に、怒ってんの?」 誠は睨みながら渚に、 「大牧は黙れ!!」 と言った。渚はシュンと肩を降ろした。誠は普段は優しいのに怒るとメチャクチャ恐い…
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