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グラトニーの咀嚼対象は「人間」。
長年研究所内だけの生活ため外界の空気は危険であり、また、顔の露出を避けるべく、研究者たちはグラトニーにガスマスクとゴーグルをつけさせた。
最終段階へ移行した記念に、研究者たちから白いワンピースと黒いフードつきのマントが送られた。
しかし贈られた品々は、研究者の欲求を満たすたびに形を変えていく。
マントと服は赤黒く染まり、千切れ、傷だらけの肌が見える。
ゴーグルは左のレンズが割れ、同時に今はもう何も写さない左目が露わに。
髪は研究費用のために研究者に切られて売られ、ときに咀嚼対象の抵抗により見るも無残。
左腕のために作られたマントの空間の虚空。
内臓を食い荒らした跡には、とある薬品を使用した痕跡が残っている。
それが、殺人鬼:七つの大罪の暴食者の特徴である。
研究者たちは、呪いのようにグラトニーに囁く。
「グラトニーが咀嚼すれば、我々は君を愛す」
グラトニーが言葉を理解しているかはわからない。
キーワード:色々と黒い・夜間犯行・マッドサイエンティスト・ヤンデレ・覆面(顔を隠せるもの)・容赦ない
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キーワードに沿ってるかは考えない。
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