April … again

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「乾杯」 ちゃっかり自分のグラスも満たした俊と、三人でグラスを合わせる。 「うま……」 思わず漏らすとニヤリと笑ってカウンターの片付けに戻る俊。 横を見れば木島が目を閉じてそれを深く味わっている。 こいつも初年度から苦労かけさせられて……参っただろうな。 なあ、本当に親父の我が儘だったのか……? ……なんて聞いても、答えちゃくれねえだろうけど。 そっと俺は小さな窓の向こうに眼を馳せる。
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