30人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、帰り道…
「なんでついてくんの?」
「人をストーカーみたいに言わないでよ。俺らもこっち!てか、一緒に住んでるし。」
えぇ?
勘弁してよぉ…
私の家のマンションにつき、ドアを開けようとすると…
「お。俺ら隣の家じゃーん!」
「そ、そう見たいだね…」
てか…私、嶺弥と一回も喋ったことないんですけど!
「あ、ねぇ伽奈。一人暮らしなの?」
「うん。親…いないんだよねぇー!私!」
あんなことがあったなんて…口が裂けても言えない。
でも、2人も親…どうしたのかな?
「2人は?」
「あ、俺ら?俺らは、捨て子!
施設で育ったんだ!」
そーなんだ…ちょっと悪い事聞いちゃったかな…
「あ、いっしょに暮らさない?
伽奈、1人で暇でしょ。」
え、無理無理!
「よし!決まり!
いーよな?嶺弥」
「…いんじゃねーの?」
はじめてしゃべったぁ!
とてもかっこいい声。
って…一緒に住む?
どーしよぉ!
最初のコメントを投稿しよう!