やっぱりお嬢様

2/4
前へ
/20ページ
次へ
「えーっと、ミカレちゃんね。私はシュウジの母の良子です!よろしくね」 「よ、宜しくお願いします!お母さん!」 「まぁ!お母さんだなんて。嬉しいわぁ」 シュウジの母の良子さん。 とても明るくて元気な良いお母さんだ。 そして何だか可愛らしい♪ 「シュウジの父の京谷だ。気軽にお父さんって呼んで良いぞ」 「はい!宜しくお願いします。お父さん!」 笑顔が似合う和やかなお父さんだなぁ。 ちょっぴりお父様に似てるかも・・・。 「あ、あの!さっそくお手伝いしようと思っているのですが、何をすれば良いでしょうか?」 お手伝いなんて初めてだぁ・・・。ドキドキする! 「あら、そんなに慌てなくていいのよ。少しずつ慣れていきましょうね。まだガチガチだわ」 「あ、ガチガチですか?」 「えぇ。ミカレちゃん、ここは今日からあなたの我が家よ。緊張なんかしてたら家族じゃないわ。あなたはもうこの家族の一員よ」 家族・・・家族・・・家族の一員? う、嬉しすぎる!私とみんなは家族!! お手伝いさんとかじゃなくてみんな家族!! 「うっ・・・うれじぃぃぃ!!!!」 「あらあら、泣いちゃった!」 私はここの家族なんだ! 「お母さん大好きー!」 「あら、私も大好きよ」 「お父さんも大好きー!」 「父さんも大好きだぞー」 「シュウジも大好きー!」 「えぇぇぇ!?///」 「なーに照れてんのよシュウジ」 「そうだ。お前にもようやく春がきたな」 ぎゅ 「え!?ちょ、ミカレ!?」 「シュウジは私の恩人だよー」 シュウジがいなかったら私、どうなってただろーなぁ・・・。 「「ヒューヒュー!」」 「うるせぇ!!///」
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加