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訓練は終わりを迎えようとしていた
『やはり、お前は強いな』
アリオンは小さく呟いた
これなら一人立ちもできそうだな
『お父様!今日の狩の獲物はなんでしょうか?』
アリオスは興味深く獲物をほっしているようだった。
アリオンは狩ではなくただの訓練だ!なんて言えないなと考えていた。
だが思わぬものと遭遇してしまう
『アリオス!隠れろ!』
アリオンの命令にアリオスはとっさの判断で行動した。
アリオンはとても嫌な予感がしていた。
アリオンが見たのは白い鎧を身に纏った兵士だった。
『あれは……。』
その先をアリオンはいいかけた
白い鎧はこの国では使われていないからだ。考えられるとしたら隣国のスパイということになる。
『アリオス!やつが去り次第転移魔法で戻るぞ!』
アリオンはこの事を王様に話さなければならないと考えたのだ。
スパイがいるということは戦争が近いということをさしている。そうアリオンは考えていた。
『よし、行ったな。アリオス帰るぞ!』
スパイが行ったのを確認してから呪文を唱えた。
『転移>>トクラン』
二人の姿は光の中に消えた
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