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やがて冬の日
アリオンの部屋の前にアリオスは立っていた。
アリオスは母上の事が聞きたくてしょうがなかったのである。
アリオスはゆっくりとアリオンの部屋のドアをノックした
コンコンコン
『お父様、少しお話をしたいのですがはいってもよろしいですか?』
返事はすぐに返ってきた
『アリオスか?いいぞ入れ』
優しく返した
ドアを開けて入ってきたアリオスを見てアリオンはすぐに何が言いたいかわかった。
きっと母親のことだろうと……
『お父様、聞きたいことがあります』
やはり、アリオンにはわかっていた
いずれはこんなときが訪れるだろうと
『なんだい?』
声が震えていた
『僕の母上はどうなさったのでか?母上に会いたいです』
アリオスの声は震えていた
『すこし長くなる、散歩でもしながら話そうか』
そう言うとアリオンはアリオスとゆっくりと歩きだした
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