始まりはいつも突然

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「えっとですね、本当だったら貴方は車による事故死ではないんですよ。本当の死因は通り魔による無差別殺人の被害者と言った所でしょう」 「お、おぅ」 え、なにこれ?どう反応すればいいのか分かんねぇし 「普通なら ここまで運命は歪まないんですよ。大きく歪んでもコンマ一秒もあるかどうか。つまり私が言いたいことは」 「そんなことはあり得ないって事か」 「その通りです」 俺は神の言葉に思わず頭を抱えた いやだってそんな事言われても俺だってよく分かんねえし、ただでさえ今死んだって言われたばっかなのにそんな事言われても… 「てゆーか俺死んでるのにそんなん悩んでる意味ねぇよなハッハッハ」 「え、あの、神様としてはなかなか重要な事なんですが」
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