“私”

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□■□ [うわ!それ新しく始めたやつ?綺麗だなぁ] これは、誰の声だろうか 男の人の、どこか抜けたような声が 私の頭に響く… [母さんこう言うのどうやったらできるか解んないわぁ] あぁ今度は女の人だ… 母さん…? あぁ、じゃあこれは… ……私、記憶を見てるんだ… [え?感覚だと?お前可笑しいんじゃないか?感覚でこんなに出来るなんて…お母さん俺妹嫌い!俺こんなの出来ないのに!] これは、お兄ちゃんか… 話を聞いてる限りだと 私が何かしてるのかな それを、皆誉めてくれてるみたい… [頑張れよ] その言葉と共に お兄ちゃんが私の頭を撫でてくれる …あぁ……… なんて 暖かいんだろう…
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