真実の愛の探し方

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自分が同性愛者だと気付いたの中学に入ってからだった、好きになる相手が女の子じゃない事に気付いてからだった。 「高行」 「離して、明日仕事あるんだ」 「泊まれば良い」 それから悩んだ、女の子と付き合えば変わると思って好きでも無い子とも付き合った。 「んっあっ」 でも、変わらなくて、ネットのサイトとかで相手を見付けては一夜だけの快楽を楽しんだ、それだけで自分の存在を確かめられた。 「おはようございます」 教師になって、女性と付き合う機会を減らそうとしてた、それは確実に減った。 教育実習で行った共学の学校でも一緒に働く分には女性が居ても問題無くて、生徒に告白されても教師を言い訳に断れた。 「おはよう」 男子校に赴任してもそれは変わらなかった、思春期の男の子たちは相手が居ないから早い所で手を打つ。 「澤村先生、昨日は何処かでお泊まりですか?ネクタイ昨日と一緒ですね」 「友人宅に行ったら飲み過ぎてしまって」 嘘も自分でも上手くなったと思う、知らない男でも抱かれてる間は自分の存在を確認できる、同じ相手と寝るつもりは無い。 長引くのは嫌だしどうせずっと一緒には居られ無いのだから初めから作らない方がましだ。 「では、次は神田」 そう、一人が良い、ヤリたい時に出来れば良い、傷付くのも嫌だ。 「先生、今日も美人」 だから、こいつは苦手だ、毎日の様に俺に言葉を投げ掛ける、美人に始まり、好きだとか、愛してるとか、神田聖の言葉は俺を苛立たせる。 男同士の間に好きだとか愛してるとか有り得ない、一時の言葉でしか過ぎない。 「高行、最近連日ね」 ゲイバーを知ったのは、一夜だけ付き合った男が連れて来てくれてからだった、ここなら一晩だけの相手が見付けやすいし、サイト見たいに約束する必要も無いから。 「一人?今晩の相手決まった?」 「あんたが相手してくれるなら決まった」 後腐れも無いから楽だし、連絡先を言わなくてもすむ。 聞いて来る奴は居るけど言わなければ良いだけだ。 「あっんっいぃ」 激しければ激しいだけ良い、それだけ自分の存在を確かめられる。 「あんた、すげぇ良い」 「はっあっんっ・・・・はぁはぁはぁ」 した後は、冷静になる、してる間は頭が真っ白でやる事だけに集中出来るけど、終ったら帰らないととか、明日の授業内容とか考える。 「連絡先教えて、あんたと相性良い見たいだしさ」 「一晩しか付き合わない主義だ」 一晩だけで良い後は必要無い。
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