迷子の僕に。
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ふたりがうまくいけば、きっと優くんのことを忘れられる… そう思ったのに、 忘れようとすればするほど優くんのことを考えてしまって、 ふたりの姿を目で追っていた。 幸せそうなふたりを見るのはつらかったけれど、 それでもやめられなかった。 そう、きっと、だからだ。 あたしは、気づいてしまった。 美佳の、汚さに。
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