Wage a God against

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朱色の短髪をした俺は 「カグツチ」 神殺し部隊、通称 『遠呂智』 の新米で訓練時の成績は至って普通。 今日は第2作戦会議室って所で講習を受けてるけど、正直ダリーな。 「神とは何か…答えてみろ、ミズハ」 藍色のロングをなびかせるお姉さんは「アマテラス」少将だ。 『遠呂智』の三大英雄だかの1人で、俺達の教育係を担当してるけど怖い、すごい美人だけどすごく怖い。 『三大英雄』っていうのは、昔に1つの神話を3人で消滅させたらしい、その時の功績が称えられてその呼び名がついたんだってさ。 詳しくは知らん。 他にもすごい点はたくさんあるらしいけど、一番すごいのはクルシス適合に女性で始めて成功したことに限るな。 透き通った声で返事をしたのは、同期の「ミズハ」。 水色のセミロングがよく似合っている彼女は、訓練テストを実技・ペーパーを首席で通過し遠呂智に入隊している秀才だ。 正直尊敬する。 「神話や伝説や経典に登場する憧れや尊敬や信仰の対象となる存在で、人知を超えた絶対的存在です」 軽く頷いたアマテラス少将は話を続け始めた。
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