・始まり

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アナハイム附属学園高等学部商業学科校舎内 「え~、ミノフスキー粒子散布下 においての電子機器の異常が 確認されているが,これは ミノフスキー粒子の立体格子状を、  粒子の波である旧来の電波が  その間を超えることができず。  レーダーなどの使用が困難に  なったわけである。また・・・」 こんな、ウィキ○ディア 丸写しのような講義を 右から左に受け流し 時間が過ぎるのを じっと待つ。 (ちなみに俺の左の席  には居眠りをしている   エウがいる) 元の世界での 成績はとても良い わけではなかったが、 基礎的なレベルの 学力はあったので、 ここで学ぶことは少ない。 といっても、 何も学ばない というわけではない。 今受けている ミノフスキー物理学 やコロニー関係云々・・ 高校生が学ぶ ようなことなのか? というもの ばかりだが・・ 科学の発達で 勉強が楽になる というのを きたことがあるが 「そりゃ・・うそだな」 一時間後、 講義が終わり ランチタイムとなった。 「つっかれたーーー!」 腕を伸ばし そんなことを 言うエウに 寝てただろという ツッコミは無し にしておく。 「飯はどうするよ?ジン」 「どうするってカフェテリアでいいだろ・・」 この学園には 食事をとるところが 多くはなく、 殆どの学生は 学園の外に出て 食事をとることが多いのだが。 「金なしだもんな、俺ら・・」 「全くだ・・・・」 ほとんど無料で 食べられる カフェテリアは 経済的に厳しい学生 にとっては救世主 のようなものだ、 品数は少ないが・・・。
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