発火能力(パイロキネシス)の力

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先に進むとそこには肩から血を流してる白井がいた。 相手は、アタッシュケースに足を組んで座っている。 黒い服…学ランだろうか、それを肩に掛けていた。 そして薄ピンクの包帯で胸を隠していた。スカートもやはり黒だった ベルトはあくまでも飾り。スカートを止めるものではなかった 結標「ツリーダイヤグラムのレムナント(残骸)って言えばわかるかしら? 破壊されても、莫大な可能性の残されたスーパーコンピュータの シリコランダム(演算中枢)って言えば」 白井「ば、かな。あれは、今も衛星軌道上 に浮かんでいるはずでしょう…?」 成る程ね、あの中身は残骸って事か…早い話、あれを吹き飛ばせば 良いんだろうけど…流石に無理がある。 下手に白井にあたったらひとたまりもない。 結標「まぁ、御坂美琴さんも大変ね~‥‥」 白井「なんで、ここでお姉様の名前が 出てくるんですの…?」 結標「ふふっ、それはね…」 獅羽「実験と言う名の悪夢が終わったってのに、またツリーダイヤグラムが修復されそう ってんだからな」 白井「な…!獅羽殿」 結標「あら?よくご存知ねぇ」 獅羽「半月前の操車場でのひどい爆発もその実験の影響なんだろう? 一方通行レベル6へのシフトアップって奴だろ?」 白井「・・・・・(絶句)」 結標「大正解よ、よく知ってるわね」 俺は結標の前まで歩いて行った 結標「あら?何かしら?」 獅羽「よく覚えとけよ? 俺は殴られようが、いじめられようが大抵なことはどうだって良い ただし、友達を馬鹿にしたり 傷つけたりする奴は 俺は絶対に許さない主義なんで」 結標「なかなか良い主義者じゃない?」 獅羽「だろ?だから…まずはその ふざけた精神をぶっ潰す!」 俺はすぐさま殴りかかる。 目の前ですから。
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