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「手紙…ですか」
「どうすればいいか…わからない
」
悪党団と少なからず繋がりはある
事を伝え、ハイドとも会ったこと
をキルリが告げた後に聞いたのは
なんとも言い難い内容だった。
「そのペンダントを持って行って
下さっても結構ですが、貴方は行
かれては困りますね…」
「はぁ…?」
訝しげな顔をした勇雷にキルリは
告げた。
「私は貴方の今までを聞いたり見
たりした上で言っています。
行くなら止めませんが…
私は最後まで、邪魔しますよ?勇
雷さん
舞踏民族で過激派雪女はねちねち
してますからね。諦めませんよ。
友愛として大好きですから」
ニコリと微笑んだキルリに勇雷は
やっと小さく笑うも、暗い表情を
浮かべた。
「でも、行かないと…犠牲者がで
る」
「ふむ…おあばれって奴ですか。
任せて貰えませんか?
一様、組織を引っ張っていた奴で
す。ダメ…ですか?」
キルリの言葉に勇雷の瞳が揺れた
。
「信用ないのなら、対価は要りま
せん。その変わり…終わった時に
頂きます」
「何を?」
聞いた勇雷にキルリは勇雷の唇を
指差し答えた。
「ファーストです。
では、失礼します」
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