約束は約束

4/11
前へ
/94ページ
次へ
そう告げ、キルリはその場を後に し、モーゼから来たメールに目を 通し、やはりと笑った。 「仲間を迎える準備。ですか… さて、頭脳戦と行きますか… 三面鏡、始動です」 そう高らかに告げながら、キルリ は部屋へと引き返し、ニコリと居 た面子に笑った。 「ご足労感謝します 恋々さん、シロさん さて、会議と行きますよ… ハブメル、ピース」 三面鏡…3人を筆頭に作られた組 織がまた、静かに、しかし獲物に 狙いを定めた狩人の様に、動き始 めた。理由はひとつだ。 逃がさないため。 (颯人は消させないし渡さないよ ?ハイドさん、鬼火くん だって私達の颯人だから) そう思いながらキルリはニヒルに 笑うのだった。 「まずは…彼らを捕らえてしまう とかどうかな? 火力吸引なら鬼火くんを捕らえら れそうだ…けど、ハイドさんは颯 人と似た存在」 「弱点は塩と札か なら私がやろうかの? 一様神の力。縛り気絶までなら容 易い」 恋々が挙手して述べた。 「それなら俺もありだ 元天使だ…縛るなら簡単だ 死神殺しの大罪人でも今は大人し い。見直そうか考えていたからな 、あちらは」 シロが顎に手を当てながら答えた 。が、それにキルリは首を横にふ る。
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加