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「わっちはそれを阻止したい…
聞けば悪党団にも幼い者もいると
…。そんな命を奪わせたくない。
わっちは嫌でありんす…
けど、あの人は忠実なる狗。
逆らえないのでありんす」
「俺も水神だが…万物にはあまり
攻撃できない…」
氷山 吹雪。かつて嵐と言われた
男。戦場潰しと言われた男が動い
た…状況は最悪だ。
「とりあえず、模索してみます」
***
「――で模索するんですか?」
「ああ…ってお前なにちゃっかり
人のアップルパイ食ってんだよ」
「早い者勝ちだよ キャラメル先生
」
「じゃあ、チョコレートもーらい
」
「あ、あんた!!」
「早い者勝ちだろ? 颯人先生」
何時もの如く菓子の取り合いを始
めた2人にキルリは呆れた様に見
ていたが、やはりパターンという
のかキルリが颯人の前に皿を出す
と口を溢した。
「こちらをどうぞ颯人」
「あっ!?キルリ、お前颯人に甘い
ぞ!!」
「黙りなさい…ハブメルは散々食
べてるでしょう」
オカン、キルリに言われてハブメ
ルは渋々引き下がった。
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