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「ほた…」
俺は蛍にこえをかけようとした
その瞬間、蛍が力なく倒れた
なぜか蛍が倒れた地面は血で赤黒く染まっている
゙なぜたろゔ
そんな疑問は一瞬にして消えた
「………ッッ!!」
俺は息を殺した
そこには、蛍の血で赤く染まった包丁のような鋭利な刃物をもっている中年の男性がいた
その男は、少しの間、蛍をみおろしていた
そして男はさっていった
男がまわりにいないのを確認した俺は蛍のもとに行った
「蛍!!!」
俺は蛍に叫んだ
するとかすかに口が動いた
その口が示した言葉は
(ご め ん ね)
そして蛍は一瞬だけ笑った
それっきり蛍は動かなくなった
いつのまにか俺は涙を流していた
「なんでだよ!!なんでだよ!!なんでだよ!!なんで死ぬんだよ!!」
『よぉ、俺』
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