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「今年の夏はね~こっちにいるんだ~」
楽しそうに嬉しそうに俺にじまんげにはなす
「ふ~ん…」
「夏っていいよね~かき氷は美味しいし、友達とたくさん遊べるし!でも、夏は嫌いかなぁ~」
猫を撫でながら蛍はふてぶてしく呟いた。そのとき、蛍が抱いていた猫が逃げ出した。そのあとを蛍が追いかける
「にゃんこ~まってよ~」
猫を追いかけたひょうしに、飛び込んでしまったのは赤にかわった信号機
「蛍――――ッッ!!!」
俺が叫んだ瞬間、蛍は大きなトラックにぶち当たり、鈍い音がそこらじゅうにひびいた
まわりのひとは唖然としている。俺はというと蛍の香りと血が混ざったにおいでむせかえっていた。
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