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『やっと大人しく聞いてくれるようになったね。効果は、ダンジョンを作り出すこと。そして、そのダンジョンの中でモンスター生成にや罠の設置。そしてダンジョンの部屋や階層を作ること』
………なるほど。確かにそりゃダンジョンを作るには欠かせないな。でもこんな水晶でホントにそんなことができるのか？確かに突然光ったり浮かんだりしたけど。
『あと、ダンジョンコアに触ったことによって君にダンジョンマスターとしての能力が備わったよ。まずは分析(ライブラリ)。分析したい対象を思い浮かべてライブラリって言うとその対象のステータスが「ライブラリ」人の話を聞け！』
人の話を聞かないお前に言われたくねーよ。と思いながらライブラリと言うと、目の前に半透明のディスプレイの様なものが出てきた。
名前:？
称号:new『ダンジョンマスター』new『ダンジョンを受け継ぎし者』new『圧倒的弱者』
Ｌｖ ．１
ＨＰ:１００／１００
ＭＰ:０／０
ＳＴＲ（筋力）:１
ＶＩＴ（耐久）:１
ＩＮＴ（知力）:１
ＭＩＮ（精神）:１
ＤＥＸ（器用）:１
ＡＧＩ（敏捷）:１
ＬＵＫ（幸運）:１
新しい項目があります。詳細を確認しますか？
ＹＥＳ／ＮＯ
「圧倒的弱者…………」
『あらあら、私も初めて見る称号だわ…………あなた、おもしろいわね』
ダンジョンマスターの女……いや、もうダンジョンマスターは俺みたいだな。女は俺の称号を真剣な目で見る。圧倒的弱者というのは正直悲しいけど、称号にも能力が有りそうなので、一応ＹＥＳと言った。
new『ダンジョンマスター』
ダンジョンのマスターになった者に贈られる称号。ダンジョン内でモンスターに攻撃されない。また、ダンジョン内で罠にかからない。
new『ダンジョンを受け継ぎし者』
ダンジョンを前ダンジョンマスターから受け継いだ者に贈られる称号。前ダンジョンマスターのデータを引き継ぐことができる(ただし、ダンジョンポイントとダンジョンは引き継がれない)
new『圧倒的弱者』
前ステータスが最低の者に贈られる称号。最初の一回のモンスターの生成、アイテムの作成、罠の設置、フロアの設定をポイントを消費せずに行うことができる。また、レベルが上がってもステータスが上がらない。
…………圧倒的弱者、レベルが上がってもステータスが上がらないなんて酷すぎないか？
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