2章-とある過去

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「取り乱してゴメン、なら 本題に入らせてもらう。 噂が定かかどうかは 分からないんだ… ただ一つ聞いたのは8年前の あの世界から帰ってきた プレイヤーが白蓮小隊の中に いるという事…だけしか 情報が無い。 名前も素性も残念だが全く 分からない…。 リード、分かる限りでいい。 そのプレイヤーに関して 教えてほしい」 半ば無理矢理ながら リードに問い詰めると 予想に反した答えが 俺に返ってくる。 「はぁ…ライト、お前もか」 は? 思わず首を何度も傾げながら あれこれ考えてみる。 お前もか…っつう事は 俺以外の人間にも同じ質問を 何度もされたのか? 考えながらも リードに言葉を返す。 「つまり…どういう事か 教えてくれないか?」 リードはため息をつきながら 何度も話したかのような 淡々とした口調で俺に 説明をしてくれた。
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