19人が本棚に入れています
本棚に追加
そこそこにレベル上げも
充分だと判断した俺たちは
町に戻り現実世界でいう
レストランで軽く食事を取る。
不思議な物で現実の腹に
入るわけでも無いこのパンと
サラダ?のような物を
口に含むと不思議と満腹感が
体を流れていくのだ。
この感覚はやはり
ソードアートオンラインでしか
味わえないと言っても
過言ではないだろう。
同じく他の3人の顔を見ると
まぁ想像通りだ。
顔を何度も見合せながら
きっと同じ感動を持っているに
違いないと見える。
「さて、そろそろ疲れたし
俺は落ちようかな。
三人はどうする?」
突発的な俺の発言に
便乗したのは千晶だけだった。
「俺達はまだまだ
インしとくからっ!!」
「先落ちてていいよぉ~?」
さすが戒と太志。
二人の元気さに俺も千晶も
勝てないのは明白だった。
「じゃあお言葉に甘えて…w
お疲れ~い。」
ログアウト組の俺と千晶も
早々に挨拶を交わし
今日は落ちる事にした。
今日1日の成果を感じ
この世界の楽しさを
深く噛み締めていた。
こんな時間がいつまでも
続くのなら俺はもう
何も欲しない。
-そんな今時聞きもしない
発言をするようになったのは
いつだったろうか-
最初のコメントを投稿しよう!