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なんでだろーねー?みたいな口調でわざとらしく、言ってるが。
おまえが、その原因だってわかっていての発言なんだろうな?
一体全体、
どこの
誰が
歩き回ることを思うだけで、どっと疲れを覚えるような、だだっぴろーい即売会の会場ぶっ建てたんだか、自覚してるんだろうか?あいつは。
「でね?
歩くよりも、ちょっと速いぐらいのスピードで、会場内をグールグル回ってるような乗り物があったらいいなぁと、思わない?」
「………そう、だな」
しいの話に相槌は打ちながらも、オレの中になんとなく嫌な予感が沸き上がる。
まさかとは思うが……
「でしょ?」
相変わらず能天気な声が電話の向こう側からにこやかに聞こえてくる。
まさか、とは思うが…
「まさか、それ、を言うためだけにオレのせっかく手に入れたレアアイテム的にメガマックス大事な、ものすっごく貴重な完全オフのこんな朝っぱらから、オレを叩き起こしたんじゃないだろうな!」
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