恋心

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恋心

 遠い未来。  人口減少に歯止めがかからない人類は、ロボットと共存する社会となっていた。精巧なロボットは人間と見分けるのも難しいほどである。  とある酒場に足繁く通う男は、ウエートレスの女に夢中だった。 「お客さん、あの娘はロボットですよ」 「いいんだ。オレもロボットだから」
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