哀しみ

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他の隊員が器具を持って来て、緊急の蘇生が始まった。 人口呼吸や心臓マッサージをしながら夏美ちゃんの様子を見ていた。 麻美は「なっちゃん、確りしなさいよ」 と声を掛けると 隊員が「この怪我をした娘の知り合いですか?」 「はい、クラスメイトの麻美です、その娘は、相原夏美ちゃんです」 今から救急病院へ搬送するから、君も一緒に救急車に乗りなさい、この怪我をした娘の両親や学校に連絡しなければ成らなく成るから協力して欲しい」 「判りました」 救急隊員は夏美を救急車に乗せて、緊急病院へ搬送した。 麻美は同じ救急車に乗った。 隊員が無線機で「怪我人を此れから誠倉科病院へ搬送します」と伝えると。 麻美は「あっ!その病院は、夏美ちゃんのお母さんが勤めて要る病院です」 と救急隊員に言った。 「そうか、有り難う、病院に着いたら直ぐにお母さんに連絡しょう」 麻美は偶然は有るものだと泣きながら思った。
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