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玄関では、未夢が頬を膨らませて待っていた。
「アキラ、何時も遅いよまた遅刻しても知らないからね」
未夢は、俺の幼なじみ
今日も白い半袖のセーラー服がまぶしい。
「何見ているのよ!」
「おはよう未夢、お待たせ」
余りに未夢が元気で明るい笑顔だったので、つい顔を見いってしまった。朝の俺的には少しきつかった。
「早く学校に行くわよ、千里お母さんを困らせないでね」
ちなみに千里お母さんとは、俺の母です。
何時もの様に俺の後に付いて学校に向かう未夢、此れから、二人に起こる信じられない体験を、この時にはまだ知らない。
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