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訓練をおえて、廊下を歩くベルシュナイツに何から物騒なものが飛んでくる。
勿論、冷静に払い落とし、、、。
『ベル、もう今日はおわりー?』
『、、、アスミさん。出会う度にクナイを投げるのは止めなさい。』
『だってー、面白いし。』
この個性的で明るい小柄な女性。
その出で立ちはまさにくの一。
アスミ、そう隠密零団団長のアスミだ。
『団員達の疲れも出ていましたからね。あまり無理もできません。、、、あなた方は?』
『うちの団も相変わらずだよー。実戦訓練より、術を練る時間とらないとさぁ。ある意味怠け者ー。』
『、、、はぁ。団長のあなたがこんなところで遊んでいては、示しがつきませんよ?』
『いいのいいの。ちゃんとイズミが見張ってるから。私より隙がないパーフェクト剣士だもん。』
『まぁ、あの人なら信用できますが、、、。』
『ねぇねぇ、家に帰るの?ベル。』
『えぇ。洗濯して、食事を作らねばなりませんからね。』
『、、、1人で寂しくないの?今はアテナいないし。』
『寂しいなどと言っていては、団長は務まりませんよ。アスミさん。』
『ふーん、、、。およ?』
向こうから隠密零団の団員が。何やら慌てている。
『だ、団長!イズミさんがまた花の臭いにつられてどこかに!』
『えぇー、またぁ?もう仕方ないなぁ。よいしょっと。』
『ふふ、大変ですね。あなたも。』
『まぁねー。、、、ねぇベル、寂しかったらいつでも呼んでね。』
そんな、アスミの言葉に振り返りながらベルは、、、。
『そうなる前に、あなたは来ているような。、、、では。』
アスミさん、相変わらずですね。
さすがのみのこなし、読めない性格。
、、、ふふ。
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