いただきます

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と、思った矢先の事だった。 バタバタと、どこからともなく足音が聞こえ、「ここにはいない」「あっちを探せ」「ご長男を保護しました」という声に、私はびくんと反応した、誰だろう、お兄ちゃんを連れていこうとする、うじ虫は、許さない。 のこぎりを持って、地下室の扉を開く、すぐに屈強な身体の男達とぼーっとしたお兄ちゃんがいた。 「あぁああああ、あああああ!!!! お兄ちゃんを返せ!!」 のこぎりの刃を、男の肩に叩きつけ「うぎぃー」うめき声を上げる男を、無視して、そのまま引き下ろす、肉が筋肉から、なまめかしい血が溢れ出す、涎が溢れ、啜りたいという衝動のまま、男の肩に噛み付き、肉もろとも、食いちぎる、男の肉はまずくて、即座に吐き捨てた。 「あぎゃあぎゃ」と喚く男を、蹴飛ばし、事態に戦く、男達に向かって、のこぎりを振り回す。 「やめなさい」「落ち着け」「私達は、お兄さんを保護したい」 一切、無視して、叫んだ。 「お兄ちゃんを返せーー!!」 のこぎりを、振り回す、一人に当たるけど、ブチャッ!!!! 鮮血が舞い散り身体を彩る、構わず、振り回すけれど背後に回られ、男のタックルがしてくる、たまらず倒れる、 私に重なるように、 男が倒れ込む。 床と屈強な男にサンドイッチされ、息が詰まった。
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