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ベリベリ!! グシャグシャ!!
薄暗い地下室に、荒々しい食事の音が響き渡った。
人は、食べないと生きられない、当然の事実だ、なら、人は、一生の内で一番、多く食べる食材はなんだろう?
私は『肉』だと思った、叔父さんや叔母
さんが鶏や牛、豚の肉を美味しい、美味しいと言って食べていたように、私もその肉をた食べる、ただし、肉の種類は少々違うけれど。
「いただきます」と手を合わせ、ベリベリとグシャグシャと擬音混じりに咀嚼する、胃の底に溜まってじわりじわりと深みを増し、身体の一部になっていく感覚が額から汗が伝い、口元から涎が落ちた。地下室を汚し、適度な満腹感と高揚感がせり上がり、生きているんだと感じる、そのまま、地面に寝そべり、ゴロリと四肢を投げ出し。
「ごちそうさま」と、呟き「あ-あ-ああ!! あああああ!! 死にたい!! 殺して!! 殺して!!」叫び!! 地団駄を踏む、涙が溢れ、手足をばたつかせ、地下室の真ん中で暴れた、ただ、ただ、悲しくて、醜くくて死にたいけれど、それでも生きようとする私がいて、矛盾にまた、暴れ、泣く、皮膚を引っ掻き回し、血が溢れ、舐めた。 純粋な血の味が喉を突き抜けていく。
「死にたくない 、死にたくないよぅ、お兄ちゃん」
指をしゃぶり、子供のように泣きじゃくる、たった一人で、寂しく、薄暗い地下室で「お兄ちゃん、大好きだょう」
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