ある雨の日に

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ドアの所で仁王立ちしていたのは、橋本 紗妃だった 俺とこいつは家が近所で、いわゆるところの幼なじみって奴なんだが… ドゲシッ!! 「遅い」 …機嫌を損ねると大抵ろくなことにならない 「なあ紗妃、呼ばれたからわざわざ来てやったのに、いきなりこの仕打ちはないんじゃないか?」 出会い頭の挨拶が前蹴りとか斬新すぎる ドMだったら大喜びするところだが残念ながら俺はドMではないので喜ぶことはない …ホントだよ? 「あたしを待たせた罰だ」 手を腰に当ててない胸を張る紗妃 「お前今、あたしのこと胸ないとか思っただろ、よし、死刑確定」 「滅相もございません」 何こいつ、エスパーかなんかなの? 科学と魔法が交差しちゃったりしてるの? てか最近俺の周りってやたらとこういうキャラが多くないか 唯我独尊っていうか 姉貴、美麗、紗妃… よく考えてみると昔からだった 俺には女難の相でもでているのだろうか
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