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ドアの所で仁王立ちしていたのは、橋本 紗妃だった
俺とこいつは家が近所で、いわゆるところの幼なじみって奴なんだが…
ドゲシッ!!
「遅い」
…機嫌を損ねると大抵ろくなことにならない
「なあ紗妃、呼ばれたからわざわざ来てやったのに、いきなりこの仕打ちはないんじゃないか?」
出会い頭の挨拶が前蹴りとか斬新すぎる
ドMだったら大喜びするところだが残念ながら俺はドMではないので喜ぶことはない
…ホントだよ?
「あたしを待たせた罰だ」
手を腰に当ててない胸を張る紗妃
「お前今、あたしのこと胸ないとか思っただろ、よし、死刑確定」
「滅相もございません」
何こいつ、エスパーかなんかなの?
科学と魔法が交差しちゃったりしてるの?
てか最近俺の周りってやたらとこういうキャラが多くないか
唯我独尊っていうか
姉貴、美麗、紗妃…
よく考えてみると昔からだった
俺には女難の相でもでているのだろうか
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