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思った通り、3人はすぐ打ち解けた。
波留は、俺らが通っていた中学の隣の学区に住んでいるらしく、途中まで一緒に帰ることになった。
しかし、駅のホームの前で足が止まった。
「え、電車? リッチだな。俺金持ってないわ」
「あー、俺と太一は明日から歩き。電車は、今日だけなんだよ」
と、そこでユウが明るい声を発した。
「二手に別れようよ!」
反対する理由がなかったので、その提案にのった。
そして……。
「運がよかった! ラッキー」
「よくよく考えると僕は元から電車でよかったんだよね」
まあ、どうせ電車なんだけどと、隣でユウが言う。
じゃんけんでわかれた結果、俺とユウが勝ち組で電車、太一と波留が負け組で歩きになった。
「ユウはずっと電車だよなー。羨ましい」
「いいでしょ。でも二人と一緒に行きたいってのもあるけどね」
俺と太一は毎日電車で通うなんかは無理である。
ユウだけが電車通学だ。
「でも、結構駅のホームとマンションが離れてるんだよね」
「これちょっとダルいな」
とぼとぼと歩きながら言う。
式だけだったので、午前中で学校が終わったため、腹のなかには何も残っていなかった。
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