1章 帝国衰退の時代

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どれほど優秀な者でも、正義に溢れる者であろうとも彼らが作り上げた国からといってその能力、意志が常に引き継がれていくのかと言うと否であり、初代雷帝が築き上げた国も10代を越えてる頃には宮中は腐敗し、国内は荒れるのは仕方の無いことである。 《血統者》の貴族達は自国の財政よりも自分の欲望に生き、《術士》の権力者達は国家の問題よりも自分の保身を考えた。国内では各地で様々な内乱が起き、その鎮圧によって国は乱れていった。
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