序章

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『人間は嫌いだ。』 『俺は好きだよ?』 『黙れ、白梅。人間は平気で嘘をつき、お互いを傷つける。人間だけじゃない…自然もだ。』 『桜、人間が発達するには仕方ないんだろう…。俺たちだって本当は消えてしまってもいい存在なんだ。何のために俺たちは存在しているんだと思う?』 『何のために?……人間だ。』 『そうだ。人間が俺たちを必要としなくなったら俺たちはいらない存在なんだよ。』 『だからって…勝手に生み出しておいて……』 .
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