某月某日 深夜の住宅街

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ーーーーーーー膨大な量の光が収まった後に残っていたのは、頬を腫らし、どこか満足そうに倒れている変態の姿だけだった ーーーーーーーーーーー 「ーーーーというわけで、指令番号一○八番 色魔の掃討を完了しました」 全体的に調度品が高価な上質な部屋の中、これまた豪奢な机の前に、先程の少年ー仙崎燐也が立っていた 何かの報告を行っているようである 「おう!ご苦労だったな!」 豪快な返答とともに、机を挟んだ向かいに座っていた女性が燐也の肩をビシバシと叩く この女性、外見的には黒髪ロングの正統派和風美人といったところなのだが、言動や行動が清楚とは程遠い 「ところで燐也、お前にちょ~っと頼みがあるんだがーーー」 「嫌です」 間髪を入れずに燐也が答える 「あなたがその口上で頼みごとをする時はろくなことがありません」 「まあそう言うな。そんなに難しい任務じゃない。現界に下りて逃げた鬼を捕まえるだけだ。神流(かんな)とツーマンセルを組め。以上」 「ちょ、そんな横暴なーーー!?」 燐也が反論しようとした瞬間 「バイバ~~イ♪」 床に穴が空き、燐也は物理法則にしたがって落下した 落ちて行く時に見えた女性の顔には、満面の笑みが浮かんでいた 「…ち~~~く~~~~しょぉぉぉぉぉ~…………」 …………
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